追悼 栗山先生

今日は気持ちの良い初夏の陽気でした。

昨日、いつもの健康補助食品を高円寺にある会社に電話注文し

コロナ禍で全国を廻るセミナーを止めてしまった代わりに電話相談を気軽にお受けくださる栗山昭男会長先生のお声を聞きたいと事務の方のすぐ後ろのデスクで電話を取ってくださる先生におつなぎ頂きたいとお願いして、甲高いハリのある元気なお声を待っていたら事務の方が小さな詰まったお声で…先生は先日お亡くなりになった…と。4月28日までいつも通り会社に来られ電話を受けておられたのに連休に入ってすぐの30日にお宅のソファーにちょっと疲れたと横になられてそのまま…ご家族が救急車を呼ぼうか、といってもこれは天寿であるから何もするな、と。

私たちに医療・化学療法と相対する食事療法を解いて教え導いて下さってきた先生です。ご自分の身体が今、いかようであるかは誰よりも分かっておられて。。。それでも会員の私たちのために最後まで無理をされていたのかもしれません。連休の少し気の休まるときに力が抜けてしまったのでしょうか…救急車で病院に運ばれれば延命にもなったでしょう。でもそれは先生の欲するところではなく、本当に最後までご自身で律していらした。

見守っていらしたご家族を想うと何とも悲しい。

決して公にはされていません。会員の皆さまでも私のようにたまたま、知って今も実感としてはつかめていません。おそばにおられた会社の方でさえまだ実感が無い、と。昨日知ってたまらず仲良くしていただいているひと回り上の元大学教授の声楽家先生にお知らせし悼みを分かち合い、今朝お声がけいただいてお花を送ろうとなり…一人でいると滅入るので二人で新緑の街で会い、先生ならこうおっしゃるよね~とおしゃべりして…

会社は今まで通り稼働していて、必要な食品は絶やさず手元に届きます。何年もかけて集大成の本を書かれ皆さんに必要な資料を製作し後継者の息子さんを育て上げ81歳になられたばかりで逝ってしまわれた。どの会員様も大きな喪失感・空虚感をお感じのはずです。

ちょっとの事でもそれは大丈夫だから、と言っていただけるだけで元気になれた。先生は不死身だと思って甘えていた。。こんなにサラッと何事もなかったようにいなくなるなんて想像もしなかった。いつでも電話に出てくださると思っていた。

天寿を全うすること。素晴らしい生き様を見せて頂いた。でも もう一度お声が聞きたい。。どう?順調?元気?。。3月1日 ショパンと同じお誕生日。ピアノ曲を聴くのがお好きだった。。